足元で柔らかく積もった雪がサクサクと音を立て、夜空をオーロラが彩る北欧で体験する冬は格別。そんな冬を、快適なイグルーで暖かい寝袋やブランケットに包まれながら味わってみませんか?この記事では、ヨーロッパ屈指のユニークなスノーホテルをご紹介します。
アークティック・スノーホテル(Arctic Snow Hotel)はフィンランドのラップランド地方の郊外にある人里離れた宿泊施設で、完全に雪と氷で作り上げられたスイートを提供しています。ここに泊まるゲストはスノーサウナや屋外ホットタブでくつろげるほか、オーロラが現れた場合はモーニングコールをリクエストすることができます。敷地内には氷のチャペルとブライダルスイートも用意されているため、思い出に残る場所で誓いの言葉を交わしたい方にはぴったりです。また、星空の下でガラスのイグルーに泊まることもでき、断熱ガラスの天井には視界を遮るものがないため、運が良ければ居心地の良いベッドからオーロラを鑑賞できるかもしれません。北極圏ならではの体験をしたいなら、氷のレストランで食事をしたり、スノーシューや氷彫刻、穴釣りなど現地で人気のアクティビティを試してみてはいかがでしょうか。
ロヴァニエミのサンタズ・イグルー・アークティック・サークル(Santa’s Igloos Arctic Circle)では、ふわふわのローブやレインシャワー付きの専用バスルームが用意された、豪華な内装のガラス天井のイグルーに滞在することができます。お部屋に直接朝食ボックスが届くため、北極圏の空を見上げながらベッドでのんびりと朝ごはんを楽しめるのも嬉しいポイント。サンタクロース村やアークティック・ゴルフ・フィンランド、オウナスヴァーラ・スキーリゾートなどの観光スポット・アクティビティが車ですぐの場所にあるため、時間の使い方には困らないはずです。
スノーホテル・キルケネス(Snowhotel Kirkenes)では、広々としたスノースイートか、サーミ人の伝統的な狩猟小屋をモデルにした快適な木造コテージのどちらかを選んで滞在できます。どちらを選んだ場合でも、レストランでの朝食と夕食、そしてサウナの利用が含まれます。また、親切なスタッフに声をかければ、ハスキーライドやスノーモービルなどのアクティビティを手配してもらうことができます。キルケネスのベストシーズンは冬だけではなく、夏に訪れれば、周辺の田園地帯でハイキングや釣り、ラフトに乗ってタラバガニを捕る体験などもできます。
ユッカスヤルビにあるアイスホテル(Icehotel)のお部屋は、すべて近くを流れるトルネ川の水を凍らせた彫刻でできており、国際的なアーティストによる精巧な氷像が見どころ。アラカルトを提供するレストランやボードゲームが用意されたラウンジがあるため、屋内で暖かく過ごすこともできます。スウェーデンの田園地帯をさらに探索したい方は、わずか20kmの距離にあるルオッサヴァーラ山や隣接するスキーリゾートに行ってみてはいかがでしょうか。
ノルウェーの海沿いの町、アルタにあるソリスニーヴァ・イグルー・ホテル(Sorrisniva Igloo Hotel)のレストランでは、新鮮なマスやタラバガニ、クラウドベリー、ジビエなどとともに地産の野菜が美しく盛り付けられた地元料理を堪能できます。食事の前にスノーサファリや犬ぞりツアーに参加したり、屋外ホットタブに浸かったりして、しっかりお腹を空かせておきましょう。